園子温『愛のむきだし』後半部。

前半は日曜に見たからその続き。

ちなみに全部で4時間ほど。長いけど長いと感じない密な映画。

2年前くらいに見てから2度目の鑑賞。

 

この映画、満島ひかりが聖書の一節を読むシーンが有名で、僕も今回そのシーン目当てに見始めた。

愛の偉大さを説くコリント書13章「…愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう…」とかとか(http://www.weisserose.vis.ne.jp/people_corinthians.html)。

ただ、力あるこの一節をピークに持ってこないあたりが園子温のすごいところで、不滅の愛も単なる愛への信仰にすぎないとでも言おうとしてるかのよう。じゃあ愛とは何なのか。…わかりません。

 

めちゃめちゃ面白いけど、低俗エログロ変態ダークサイドに免疫ない場合楽しめないと思うw

まあオレも得意じゃないからたまに目を伏せながら見てるけど。あと、生の反対は死じゃなく、生の虚しさを自覚し絶望を抱えて生きることなんだと受け入れてから見ると、単なるエログロじゃなくヒューマンドラマとして見れる(たぶん)。そう見たとき、じゃあ、愛とはいったい何なのか。…うーん、さあどうでしょうw